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・屋号 : 空のしたひろば すぎぼっくり

・代表者氏名 : 熊谷 京子

・住所 : 鳥取県八頭郡智頭町大屋

・連絡先 :090−1187−0802

・WEB(HP、ブログ、FBなど) HPブログfb


・お店、活動の紹介

晴れた日も、雨の日も、雪の日も、毎日空のしたで過ごしている森のようちえんです。

智頭町森のようちえんまるたんぼうの第二園目として3年前に開園しました。

2歳児から5歳児までの15人の子ども達が、14カ所以上ある智頭のフィールドでお散歩を中心に活動しています。毎週月曜日には羽釜でご飯とお味噌汁を作っています。

智頭の美しい自然環境に囲まれながら幼少期にしかない感性と、自然に対するホンモノの価値観を磨くことで生きる力と心の土台を形成しています。

また、親もすぎぼっくりの保育に関わりながら子どもとしっかりと向き合い、本当の意味での親として成長を遂げています。園での活動にも積極的に参加してもらい、親同士のネットワークもしっかりと結びながらアットホームで温かい、母と子ども為の森のようちえんを展開しています。


・子ども達に残したい、未来に伝えたいこと

‘森のようちえん まるたんぼう’は、昔ながら(昭和以前?)の子育てに憧れ、豊かな自然の中でのびのびと育って欲しいという想いから母親が中心となって立ち上げました。

昔、親は仕事で忙しいから兄弟、姉妹やご近所さんの力を借りて協力しあいながら生きてきました。それは、現代人が失ってしまった部分でもあります。家族がしっかりと向き合い、地域と繋がって生活をすることは、労わりや優しい心を育てる為に不可欠な事でもあります。すぎぼっくりでは、森のようちえんという保育の中で、家族同士が子育てを通じてさらに愛を深め、地域との関わりが生活に繋がっているという事を学んでいます。

人間は本来、いろんな可能性を持って生まれてきました。私達は、子ども達の存在を認めることで生まれ持った可能性や個性、命の輝きを輝かせる為の見守る子育てを大切にしています。幼児期の柔らかい心を解放しながら、自然の中で思いっきり遊び尽す。自由という時間を私達大人が保証することで、子ども達はのびのびと健やかに育っています。

そして、日々の保育の中に積極的に取り入れていること、それはお絵かきや、工作、体操などではなく、先人から受け継いでいる日本の知恵や技術を子ども達に伝えることです。春は田植えや野菜の種まき、夏には梅を干したり野菜の収穫や藍染、秋には稲刈り芋ほり、冬には餅つきや味噌を作ります。また、麻を種から育て紙漉きをして卒園証書を作ります。

地元の方にその技術を教わりながら日本の文化に触れ、その尊い価値を知ることが出来ます。便利で豊かな生活ばかりを求めてきた現代社会は、その素晴らしい伝統を失っていくばかりか、その代償として美しい環境をも破壊し、天災で多くの人間の命を奪っています。命の尊さ、地球の偉大さを子ども達に伝えていくことで、大人を含め‘生きる為の先人の知恵’を心から敬う事ができるのではないと思います。

しっかりと大地を踏みしめて、太陽の光に感謝して、海のような広い心を持って、土の匂いを感じながら、「生きることが心から楽しくて幸せだ!」と思って命を全うできる人間に育って欲しい。というのが、すぎぼっくりの保育理念でもあります。